WHO(世界保健機関)の組織である「国際がん研究機関」(IARC)が、レッドミート(牛、豚、羊、馬などの肉)と加工肉(ハム、ソーセージ、コーンビーフ、ビーフジャーキーなど)の発がん性について発表(2015年10月)しました。 レッドミートは、「おそらくヒトに発がん性あり」というグループに分類され、加工肉は「... 詳細表示
殻をむくと白身がくっついてきれいに剥けません。これは古い卵でしょうか?
ゆで卵の殻がむきにくい原因は、その卵が新しいからです。 新しい卵は炭酸ガスを多く含んでいます。 ゆで卵にすると、この炭酸ガスが白身を圧迫し白身は殻とくっついてしまいます。 殻がむけにくいのはこのためです。 また、炭酸ガスが十分に抜けてないと、白身がスポンジ状になり、ぼそぼそした食感になります。 ゆで卵... 詳細表示
アブラナ科の野菜類に含まれている辛味成分のイソチオシアネートが揮発した臭いと考えられます。 白菜、キャベツ、大根、などアブラナ科の野菜類には辛味成分のイソチオシアネートが含まれています。同じアブラナ科のわさび(山葵)と同じように、細胞を刻んだりすり潰したりして辛味成分が酸素に触れると、辛味、苦味、酸味が出て... 詳細表示
さつまいもを天ぷらや蒸しパンにしたら、緑色に変色しましたが大丈夫ですか?
緑変の原因は、さつまいも中の微量成分であるクロロゲン酸とアルカリ性物質が反応して、緑色の物質を生成するためです。 このため、天ぷらや蒸しパンにアルカリ性物質である重曹を使用した場合、緑変することがあります。 また、蒸したさつまいもを、冷蔵庫で1晩保存しておいた場合に、庫内の細菌等により作られた... 詳細表示
リンゴの表面をさわると「ヌルヌル」しています。どうしてですか?
りんごの表皮のヌルヌルは、りんごの熟度がすすんでくると表皮にしみ出てくる「ロウ状物質」によるものです。 りんごは成熟してくると、いろいろな脂肪酸や炭化水素などを生成し、その含有量が増加してきます。そのうちのリノール酸とオレイン酸は常温で液状です。 この液状の物質が溶け出すとき、りんごに含まれているロウ... 詳細表示
卵の黄身の盛り上がりが少なく、白身も流れます。古いのではありませんか?
卵が産まれた時は、黄身を包むように濃厚卵白がはっきりしています。その後時間の経過とともに濃厚卵白は徐々に水溶性卵白にと移行していき、黄身も白身も盛り上がりがなくなっていきます。 この変化は時問が経過するほど進んでいき、温度が高いとより進行が早くなります。ただ、季節や鶏の健康状態によっても差がありますが、次の... 詳細表示
りんごは収穫近くになると、葉で光合成されたでんぷんが急激に糖(ソルビトール)に変化し、果実に運ばれます。 運ばれた糖が、果実の水や栄養の流れる通路(維管束)以外に、細胞と細胞の隙間にあふれ出ることがあります。 この状態が蜜(みつ)入りで、中心部分が黄色く透きとおっています。 良く熟したおいしいりんごの証拠です。 ... 詳細表示
コープの毎日食パンをリビングにずっと置いていたのに、かびがはえていないのは...
カビが生えるプロセスは胞子が食品に付着、適当な水分や栄養、温度によって成育し、我々が目視で確認できるようになります。 私たちの身の回りに見られる様々なカビの大部分は耐熱性がなく、通常65℃程度の加熱で死滅することから、パンの焼成工程でパンからは完全にいなくなってしまいます。 ところが、パンの焼成以降に... 詳細表示
この苦味は、きゅうりに含まれている苦味成分であるククルビタシン(エラテリシン)によるものと思われます。 ククルビタシンは、きゅうり等ウリ科に含まれる配糖体化合物で苦味を呈します。緑色の濃い頭部に多く含まれています。この苦味は、低温や水分不足あるいは生理的乾燥の著しい場合などに発現しやすいと言われています。 詳細表示
賞味期限とは品質の低下が比較的遅い食品に表示されており、食品をおいしく食べることができる期限をあらわしています。 賞味期限を過ぎると徐々に品質が低下するので、おいしく食べるために、賞味期限内に食べるようにしましょう。 消費者庁のQ&Aでも、当該期限を超えた場合であっても、これらの品質が保持されているこ... 詳細表示